時価額と新価格

減価償却をした金額を時価と言います

ネタが回らないお寿司屋さんでの『時価』のネタはプレミア価格ですね^^季節や市場価値などにより、仕入れ値が高額化するネタは、私たちの口に入る時も高額化するものです。

一方、保険上での時価額とは、減価償却をした金額です。たとえば、3年前に10万円で買った品物は、1年で1割づつ減額して現在では7万円ぐらいの価値しかないという考え方です。

また、一般的な減価償却は6年で完了して品物の価値はゼロになると言われていますが、法人の設備や車両などの場合のことであり、個人が所有する品物の場合にこのような考え方を適用するにはちょっと乱暴な感じがします。

また、保険会社の物品に関わる減価償却については、その品物が本来の目的のために使用できる状態であれば、何年経っていても最大で50%までとする見方もあります。

ですが、

自動車については市場価値と保険会社での評価が大きく異なる場合があります。

新車価格で500万円の高級車が、初度登録より10年以上経過している場合は、そのクルマがどんなに状態が良くても、また、価値がある車種やグレード、さらにはプレミア価格があったとしても、新車価格の10%である50万円がクルマの評価額となってしまうことがあります。

クルマの中古車価格は、希少価値やプレミア価格となっているクルマは非常に多くなってきていますが、

損害保険では、プレミア価格や希少価値などは考慮されることはほとんどありません。

これは自動車保険の補償内容の中の車両保険であっても、対物賠償であってもまったく一緒の考え方をします。現在のところ、プレミア価格や希少価値をカバーできる保険はありませんが、唯一、原価償却をされないモノの価値で補償できる保険があります。

それは、住宅用建物の火災保険です。

新築後50年以上経っている住宅の場合でも、お客様が住宅として利用されいる建物に火災や台風、雪などで損害が発生してしまった場合は、損害箇所の修理代金をお支払いすることができます。

もちろん、修理内容について保険会社が査定を行いますが、損害箇所の現状復旧を目的とした修理内容であれば問題なく補償されることになります。この場合、減価償却という考え方は存在しません。

保険は合理的に考えられて作られていますので、しっかりと説明さえ受けていれば『なるほど!』と思っていただけるはずですが、実際に被害に遭われたお客様の立場になって考えると、やっぱり心許ない気がしてしまいます。

テレビコマーシャルなどでは、いい事ばっかり言ってしまっているのでやさしくて親切なイメージが先行してしまいがちです。

保険も万能ではないことは確かです。

保険担当者と十分に内容を確認した上でご契約をすることが大切ですね